シグマ建設株式会社 スタッフBLOG|シグマの種

1.17 阪神・淡路大震災の教訓からの仕事

2015年01月17日| posted by シグマ建設 at 18:56 |日記


平成7年1月17日の阪神・淡路大震災から早20年。
淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3(深さ16q)、震度7を記録した直下型大地震
あの日の光景はここで説明するまでもなく、多くの人の記憶に残っていると思います。

当時私はまだサラリーマン。
勤めていた会社の新年会で前日から水上のホテルでした。
朝7時前後だったと思います。
部屋のTVに映し出されたあの光景を観たとき、一瞬理解できませんでした。
部屋の誰もがそうでした。
映画なの?
何なの?
日本なの?
どこなの?…神戸?

高架の高速道路が横倒しになっている映像。
高速.jpg
(阪神・淡路大震災「1.17の記録」より)

多くのビルが下から崩壊し、中には道路を塞ぐように崩れ落ちているビルの映像。
ビル.jpg
(阪神・淡路大震災「1.17の記録」より)

建築に携わっている自分にはそれからの仕事の上でかなりの影響があった出来事でした。

そのうちの1つが現在手掛けている木造建築の基礎なのです。
少しでも直下型地震に耐えられる基礎であるようにと、シグマでは取り組んでいます。
現建築基準法の第1条の条文は、
「この法律は建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて…」
となっており、現状多くの住宅の基礎がその程度の基礎なのです。

どうしてなのか?

建築物は大きく4つに分けられ、それぞれの分類ごとに携われる建築士の資格、構造計算の有無などが違ってきます。
一般の木造2階建ての住宅は、その中では一番緩い分類(4号建築物)に入り、特別な構造計算も不要なのです。
基礎も性能保証仕様で通る最低基準の基礎で造られている住宅がほとんどなのが現状です。
計算すればシグマと同じ断面になると思うのですが…(・・;)

ではシグマの施工はどう違うのか?

ここだけで100%の説明はできませんが…
一番異なっているのは基礎の断面です。

イラスト-1.jpg
※写真をクリックすると大きい画像が見れます。

最低基準仕様の基礎は上図のような断面になっており、低盤の厚さは120m/m以上でOKです。


イラスト2-2.jpg
※写真をクリックすると大きい画像が見れます。

シグマの基礎は上図のような断面で、低盤の厚さは150m/mを最低とし、地中に向かって出っ張りが付いているのです。
その出っ張りは深さが150m/mが標準で、それぞれ建設地の土質や水分、凍結深度などでさらに増す場合もあります。
私たちはこの出っ張りを「地中梁」と呼んでいますが、この場では「リブ」と呼びたいと思います。


イラスト-3.jpg
※写真をクリックすると大きい画像が見れます。


たとえば、1階の床面積が20坪で24帖のLDKがある住宅だと上図の感じでリブが入ります。
そのリブの囲いはシグマの場合最大で12帖(短辺が2間の場合)。
全くリブがない基礎と、この様に外周と内部にもリブが細かく入った基礎で一番違ってくるのは何か?

下からの突き上げの力に対する抵抗力です。
それが直下型地震の際の基礎の耐力だと考えています。

直下型地震の場合、建物を下から突き上げる力が基礎に直接伝わってきます。
その時、真っ平らな基礎と細かくリブのついた基礎とでは抵抗力がかなり違ってくるのです。

深谷にも「深谷断層」、「櫛引断層」など名称の付いた断層がある事は、深谷在住の方であれば耳にされた事があると思います。
決して直下型地震と無縁な地域ではないのです。
幸いにも、深谷市の地震ハザードマップには「関東平野北西緑断層地帯地震(深谷断層と綾瀬川断層を一体の断層帯として発生する直下型地震)」がマグニチュード8.1としながらも、今後30年以内の発生確率は0.008%以下と少し安心する調査結果(平成26年3月)が掲載されています。

だからと言っても、シグマは今後も現在の基礎のレベルを下げることは致しません。
シグマの基礎は断面以外にも、使用する鉄筋の太さや量も最低基準よりかなり上のレベルだと自負しております。
また、コンクリートの打設、養生方法等においてもこだわった施工です。

(以下写真:シグマ施工の基礎)

基礎1.jpg

基礎2.jpg

基礎3.jpg


近々、以前も一度試みた事のある鉄筋までが完了した状態の基礎の見学会を開こうと考えています。
言葉でいろいろご説明申し上げてもやはり、百聞は一見に如かず。
お客様ご自身の目で見て分かっていただく、感じていただくことに勝るものはないと思っております。

…まあ、あまり面白味はないのですが^^;(笑)

住宅をお考えの方はひとつの勉強だと思ってご参加していただければと思います。
日程が決まり次第、HPにてご案内いたします。

最後に…
以前に深谷よりも少し北の業者さん(住宅を専門にしている業者)がシグマと同じ断面の基礎を施工しているのを見かけた事があります。
非常に嬉しくなったことを覚えています。

今回のブログで一部ではありますが、シグマのこだわっている家づくりについて、少しでも皆様に伝われば幸いです。

では、社長の小野でした。

 


 

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